富山県で住宅購入前に確認したい災害リスク
公的統計に基づき、面積加重平均により算出された富山県の立地与信データです。
MyLand Scoreでは、町丁目単位のデータを面積加重平均して都道府県単位に再集計しています。
物件購入・建築前に、将来の保険料や維持コストへの影響を確認してください。
富山県の災害耐性スコアは約66.4ポイントとなっており、全国平均の約55.0ポイントと比較すると相対的に高い水準です。 全体として津波リスクや地震リスクが低いことがスコアを押し上げています。
一方で、地すべりハザードや水災リスクは一定程度存在しており、 特に山地と平野が近接する地形特性が影響しています。
「全体は安全寄りだが、地形起因の局所リスクを持つ構造」
住宅の購入・建築においては、 「内陸の安定した平地」は比較的リスクが抑えられる一方で、 「山麓部や扇状地、河川近接エリア」は個別にハザード確認が必要です。
富山県内市区町村の災害耐性ランキング
安全スコアの考え方と算出
本スコアは、水災リスクに関する傾向を評価した指標です。
すべての災害リスクを網羅するものではないため、地震・津波・土砂災害などのハザード情報もあわせて確認する必要があります。
本ロジックでは、河川との位置関係や地形条件に基づき、水害リスクの相対的な傾向を評価しています。
算出ロジックは以下の通りです。
- 丁目単位の代表地点から、2,000m以内の近隣河川(最大3本)を取得
- 各河川と代表地点との距離および標高差を算出
- 距離が近く、かつ標高差が小さいほどリスクが高くなるようにスコア化
- これらのスコアを市区町村単位で面積平均し、ランキングとして整理
全域災害リスク・サマリー
富山県の平均確率1.6%
全国平均:7.1%
富山県における地震確率分布
- 25%以上の地域0.0%
- 10〜25%の地域0.0%
- 10%未満の地域100.0%
防災科学技術研究所は、 30年以内に震度6弱以上の地震が起こる確率を地域ごとに算出しています。
富山県の地震平均確率は約1.6%で、全国平均の約7.0%と比較して低い水準です。 太平洋側の巨大プレート境界地震の影響は少ないと言えますが、 跡津川断層帯などの内陸直下型の活断層起因の地震への注意が必要です。 2024年元旦の能登半島地震の記憶は新しいかと思いますが、 日本海側の内陸浅部の断層活動に起因していると言われています。
確率的に低いと言っても日本全体は地震大国ですので、 どのような立地であっても注意と備えが必要です。
地震大国の日本です。リスクを参考に家屋や家財にかかる保険の保証を考え、 住宅の維持費用として計算しておくことが重要です。 地震保険とは、地震による被害を補償するものです。 火災保険の特約に含まれることもありますが、保証が十分でない場合もあります。 地震保険を別途契約するご家庭もあります。
地震保険料は都道府県ごとに地震保険基準料率 (損害保険料率算出機構「地震保険料基準料率表」)が定められており、耐火性能のある建物か否かによって料率が異なります。
富山県の場合:
耐火構造:0.73%
非耐火構造:1.12%
富山県における津波ランク別地域分布
- 20m以上0.0%
- 10m~20m0.0%
- 5m~10m0.0%
- 3m~5m0.0%
- 1m~3m0.1%
- 0.3m~1m0.2%
- 0.3m未満0.1%
- 対象外区域割合99.6%
富山県の津波ハザードは日本海沿岸に分布しているものの、 全体としては低〜中ランクが主体となる非常に穏やかな構造です。 特に射水市や富山市、滑川市では、 津波ランク2(0.3~1m未満)および津波ランク3(1~3m未満)が中心となり、 広域に浅い浸水が想定されます。
津波ランク4(3~5m未満)は一部地域でわずかに確認されるものの、 分布規模は極めて限定的であり、 津波ランク5(5~10m未満)以上の高強度はほとんど見られません。
入善町などではわずかに津波ランク4や津波ランク5が確認されるものの、 局所的かつ小規模にとどまっており、 広域的なリスクとは言い難い水準です。
また内陸に入るにつれて急速にハザードは消失し、 沿岸部でも低ランク中心の分布に収束します。
総じて富山県の津波は、 低〜中ランクが広く分布し高ランクがほぼ存在しない、 「日本海側でも特に安定した低強度型津波構造」が特徴です。
津波の想定区域は沿岸部に集中しており、内陸部や海のない県は対象外となります。 国土数値情報の津波浸水想定をベースに算出すると、 日本全土約85.6%が対象外区域になります。
ただし対象外区域だとしても地震の規模、発生源等の条件によっては、河川などを遡った津波が到達する可能性は十分にあります。
全土にわたって警戒を怠るべきではありませんが、 対象内区域の立地では特に注意と補償の計算が重要となります。
浸水深ランクが高い主な河川
- いたち川
- 横江宮川
- 熊野川
- 小矢部川
- 早月川
- 土川
- 旅川
- 阿尾川
- 下条川
- 角川
国土数値情報の洪水浸水想定区域には約3,000の河川の登録があります。
日本国内には重要河川などを含めると、約40,000河川あると言われていますので、 氾濫などによる被害規模が大きくなる主要河川中心に収録されているものと考えられます。
富山県の洪水ハザードは全国平均と比較してやや高い水準で、 ランク2(0.5m~3m未満)の浸水深が一定割合存在します。
扇状地と平野が広がる地形特性により、 河川氾濫時には広範囲に浸水が広がる可能性があります。
特に平野部では、 「河川からの距離」だけでなく「微地形や標高差」を踏まえた立地判断が重要です。
また河岸浸食のハザード出ているエリアが全国平均よりも多く、 氾濫時に水勢が強く、浸食されやすい土壌である可能性が高いと言えます。