茨城県で住宅購入前に確認したい災害リスク
公的統計に基づき、面積加重平均により算出された茨城県の立地与信データです。
MyLand Scoreでは、町丁目単位のデータを面積加重平均して都道府県単位に再集計しています。
物件購入・建築前に、将来の保険料や維持コストへの影響を確認してください。
茨城県の災害耐性スコアは約56.0ポイントで、全国平均(約55.0)をやや上回ります。
地震リスク平均は約14.7%で全国平均(約7.0%)を上回っており、 県全体のリスク構造として地震の影響が相対的に強い点が特徴です。
また、沿岸部では津波、内陸の平野部では河川に沿った水災が分布しており、 エリアによってリスクの種類が異なります。
「地震が強く、沿岸と内陸で水災の出方が分かれる分散型エリア」
茨城県内市区町村の災害耐性ランキング
安全スコアの考え方と算出
本スコアは、水災リスクに関する傾向を評価した指標です。
すべての災害リスクを網羅するものではないため、地震・津波・土砂災害などのハザード情報もあわせて確認する必要があります。
本ロジックでは、河川との位置関係や地形条件に基づき、水害リスクの相対的な傾向を評価しています。
算出ロジックは以下の通りです。
- 丁目単位の代表地点から、2,000m以内の近隣河川(最大3本)を取得
- 各河川と代表地点との距離および標高差を算出
- 距離が近く、かつ標高差が小さいほどリスクが高くなるようにスコア化
- これらのスコアを市区町村単位で面積平均し、ランキングとして整理
全域災害リスク・サマリー
茨城県の平均確率14.7%
全国平均:7.1%
茨城県における地震確率分布
- 25%以上の地域14.7%
- 10〜25%の地域44.4%
- 10%未満の地域40.9%
防災科学技術研究所は、 30年以内に震度6弱以上の地震が起こる確率を地域ごとに算出しています。
茨城県の地震リスク平均は約14.7%で、全国平均(約7.0%)を上回る水準です。
太平洋プレートに近い位置にあるため、 プレート境界型地震の影響を受ける条件にあります。
地震大国の日本です。リスクを参考に家屋や家財にかかる保険の保証を考え、 住宅の維持費用として計算しておくことが重要です。 地震保険とは、地震による被害を補償するものです。 火災保険の特約に含まれることもありますが、保証が十分でない場合もあります。 地震保険を別途契約するご家庭もあります。
地震保険料は都道府県ごとに地震保険基準料率 (損害保険料率算出機構「地震保険料基準料率表」)が定められており、耐火性能のある建物か否かによって料率が異なります。
茨城県の場合:
耐火構造:2.3%
非耐火構造:4.11%
茨城県における津波ランク別地域分布
- 20m以上0.0%
- 10m~20m0.0%
- 5m~10m0.1%
- 3m~5m0.3%
- 1m~3m0.3%
- 0.3m~1m0.3%
- 0.3m未満0.2%
- 対象外区域割合98.8%
茨城県の津波ハザードは太平洋沿岸に限定して分布しており、 特に神栖市、日立市、ひたちなか市、高萩市などで相対的に高い値が確認されます。 内陸部ではほとんど該当がなく、沿岸低地にリスクが集中する構造です。
神栖市では津波ランク2(0.3~1m未満)および津波ランク3(1~3m未満)が中心となりつつ、 津波ランク4(3~5m未満)も一定規模で分布しており、 広範囲に中程度の浸水が想定されます。
日立市や高萩市、北茨城市では津波ランク4が大きく分布しており、 さらに一部で津波ランク5(5~10m未満)も確認されるなど、 北部沿岸では相対的に高い津波強度が想定される特徴があります。
ひたちなか市や鹿嶋市、大洗町などでは津波ランク3〜津波ランク4が中心となり、 広く浸水が広がるものの、 高ランクの分布は限定的です。
総じて茨城県の津波は、 沿岸全域に中ランク(1~5m未満)が広く分布しつつ、 北部でやや強度が高まる、 「中強度が広域に分布する太平洋沿岸拡散型津波構造」が特徴です。
津波の想定区域は沿岸部に集中しており、内陸部や海のない県は対象外となります。 国土数値情報の津波浸水想定をベースに算出すると、 日本全土約85.6%が対象外区域になります。
ただし対象外区域だとしても地震の規模、発生源等の条件によっては、河川などを遡った津波が到達する可能性は十分にあります。
全土にわたって警戒を怠るべきではありませんが、 対象内区域の立地では特に注意と補償の計算が重要となります。
浸水深ランクが高い主な河川
- 久慈川
- 里川
- 押川
- 逆川
- 桜川
- 山田川
- 藤井川
- 恋瀬川
- 涸沼川
- 花園川
国土数値情報の洪水浸水想定区域には約3,000の河川の登録があります。
日本国内には重要河川などを含めると、約40,000河川あると言われていますので、 氾濫などによる被害規模が大きくなる主要河川中心に収録されているものと考えられます。
利根川水系や那珂川水系を中心に、洪水ハザードは平野部に分布しています。
居住地が広い平野に展開しているため、 特定地点の深い浸水というより、一定範囲に広がる形でリスクが現れます。