その土地の安全性に、将来の資産価値を守る根拠を。

MyLand Scoreは、日本全国約24万町丁目の災害リスク(浸水・土砂災害・地震被害)を独自にインデックス化。

不動産会社のセールストークに依存しない、中立的な立地与信データを提供。

静岡県で住宅購入前に確認したい災害リスク

公的統計に基づき、面積加重平均により算出された静岡県の立地与信データです。

MyLand Scoreでは、町丁目単位のデータを面積加重平均して都道府県単位に再集計しています。

物件購入・建築前に、将来の保険料や維持コストへの影響を確認してください。

静岡県の災害耐性スコアは約46.9ポイントとなっており、 全国平均の約55.0ポイントと比較すると相対的に低い水準です。 地震リスクおよび津波リスクが全体スコアを大きく押し下げています。

特に複数のハザードが重なる構造を持っており、 単一要因ではなく複合リスクとして評価される点が特徴です。

「地震・津波を軸に複合災害リスクが重なる構造」

住宅の購入・建築においては、 「内陸部や標高が確保されたエリア」は相対的に安定しやすい一方で、 「沿岸部や低地、河川沿い」は複数ハザードの重なりを前提とした個別確認が必要です。

静岡県内市区町村の災害耐性ランキング

静岡県内で水災リスクの低い都市

静岡県内で水災リスクに注意が必要な都市

安全スコアの考え方と算出

本スコアは、水災リスクに関する傾向を評価した指標です。

すべての災害リスクを網羅するものではないため、地震・津波・土砂災害などのハザード情報もあわせて確認する必要があります。

本ロジックでは、河川との位置関係や地形条件に基づき、水害リスクの相対的な傾向を評価しています。

算出ロジックは以下の通りです。

  • 丁目単位の代表地点から、2,000m以内の近隣河川(最大3本)を取得
  • 各河川と代表地点との距離および標高差を算出
  • 距離が近く、かつ標高差が小さいほどリスクが高くなるようにスコア化
  • これらのスコアを市区町村単位で面積平均し、ランキングとして整理

全域災害リスク・サマリー

地震

静岡県の平均確率39.0%

全国平均:7.1%

静岡県における地震確率分布

  • 25%以上の地域73.7%
  • 10〜25%の地域10.9%
  • 10%未満の地域15.4%

防災科学技術研究所は、 30年以内に震度6弱以上の地震が起こる確率を地域ごとに算出しています。

静岡県の地震平均確率は約39.0%で、全国平均の約7.0%と比較して極めて高い水準です。 プレート境界の影響を強く受ける地域であることが反映されています。

活断層(内陸直下型)地震と海溝型地震のリスクが共存しており、 特に南部はプレート境界直上にあります。

フィリピン海プレートが沈み込み、駿河湾から遠州灘が「南海トラフ地震」の想定震源域に含まれていることも重要です。

地震大国の日本です。リスクを参考に家屋や家財にかかる保険の保証を考え、 住宅の維持費用として計算しておくことが重要です。 地震保険とは、地震による被害を補償するものです。 火災保険の特約に含まれることもありますが、保証が十分でない場合もあります。 地震保険を別途契約するご家庭もあります。

地震保険料は都道府県ごとに地震保険基準料率 (損害保険料率算出機構「地震保険料基準料率表」)が定められており、耐火性能のある建物か否かによって料率が異なります。

静岡県の場合:
耐火構造:2.75%
非耐火構造:4.11%

津波想定

静岡県における津波ランク別地域分布

  • 20m以上0.0%
  • 10m~20m0.1%
  • 5m~10m0.3%
  • 3m~5m0.6%
  • 1m~3m0.5%
  • 0.3m~1m0.4%
  • 0.3m未満0.2%
  • 対象外区域割合98.0%

静岡県の津波ハザードは太平洋沿岸に沿って広く分布しており、 全国的にも中〜高ランクが顕著に現れる構造です。

沼津市、静岡市清水区、焼津市では、 津波ランク3(1~3m未満)および津波ランク4(3~5m未満)が大きく分布しており、 広域にわたって中程度以上の浸水が想定されます。

さらに伊東市、下田市、熱海市など伊豆半島東部・南部では、 津波ランク5(5~10m未満)が顕著に分布し、 一部では津波ランク6(10~20m未満)も確認されるなど、 外洋に直接面する地形により津波強度が大きく増幅される特徴があります。

浜松市南区や湖西市など遠州灘沿岸でも、 津波ランク4〜津波ランク5が一定規模で分布しており、 沿岸全体で広く津波リスクが存在します。

総じて静岡県の津波は、 広域に中ランク以上が分布しつつ、 伊豆半島で高ランクが顕著に集中する、 「広域中強度+局所高強度集中型」の太平洋側津波構造が特徴です。

津波の想定区域は沿岸部に集中しており、内陸部や海のない県は対象外となります。 国土数値情報の津波浸水想定をベースに算出すると、 日本全土約85.6%が対象外区域になります。

ただし対象外区域だとしても地震の規模、発生源等の条件によっては、河川などを遡った津波が到達する可能性は十分にあります。

全土にわたって警戒を怠るべきではありませんが、 対象内区域の立地では特に注意と補償の計算が重要となります。

土砂災害

静岡県における土砂災害リスク割合

  • 該当地域48.1%
  • 非該当地域51.9%

国土数値情報の土砂災害警戒区域は、 その地域が警戒区域か否かのデータになります。

静岡県の地すべり該当割合は約48.1%と、全国平均を大きく上回る水準にあり、 県内では土砂災害リスクが広く分布しています。

静岡県は破砕帯や火山由来の地質で、崩れやすいという特徴を持っています。 また全国でも降雨量が上位であり、地下水圧が上がりやすいという構造があり、 地震リスクと合わせて、地すべりのトリガーとなる条件が多いことも特徴です。

河川と洪水

浸水深ランクが高い主な河川

  • 瀬戸川
  • 湯日川
  • 稲梓川
  • 稲生沢川
  • 宇久須川
  • 柿沢川
  • 興津川
  • 原野谷川
  • 初川
  • 仁科川

国土数値情報の洪水浸水想定区域には約3,000の河川の登録があります。

日本国内には重要河川などを含めると、約40,000河川あると言われていますので、 氾濫などによる被害規模が大きくなる主要河川中心に収録されているものと考えられます。

静岡県の洪水ハザードは、浸水深の統計では全国平均と大きな乖離はないものの、 「河岸浸食(かがんしんしょく)」のハザードが随所に分布しているのが大きな特徴です。

特に天竜川や太田川水系では、上流部からの高い流量と流速を維持したまま平野部へ流れ出すため、 扇状地から低地への移行点にあたる森町、袋井市、掛川市、菊川市周辺で、 強い水勢によって土地が削り取られる河岸浸食リスクが確認されます。

また、伊豆半島東部の東伊豆町(白田川流域など)においては、 急峻な地形を流れる中小河川が「土石流的」な水勢を持つことがあり、 短時間の豪雨でも河岸を激しく侵食する独特のハザード構造を持っています。

市区町村一覧(詳細診断ページ)